非日常を考えてみる

非日常を考えてみる

by 山田達也 2023年9月1日 ≪Column vol. 33≫

 旅に出かけての楽しみは、電車の中でゆっくりと景色を見ながらお酒を飲んだり、本を読んだり、眠くなったらウトウトしたり、夜は一人でも気軽に入れるようなカウンターのあるお店を見つけて、地元の肴に舌鼓をうち宿でゆっくりと風呂に入ってゆったり過ごす。楽しいですね。

勿論行った先の神社仏閣、川や湖、海岸、美術館などその地の名所をゆっくりと巡るのも楽しみの一つです。

一人旅はその時の気分で自由に行き先や、滞在する時間を調整できて、気ままに過ごすことができるのが良いところです。

でも今回の夏休み、結局は天候のこともあって一日だけ海に行ったきりで、後は終日家で過ごしました。

もともと泊りでの旅行は、事前に何の予定も立てていなかったので、仕方ないのですが、美術館などには行ってみようかとも考えていました。でも暑さと不順な天候のせいにして在宅を決め込みました。せめてもの救いは昼間からビールなど飲まないで、休みの後半は読書に時間を使った事です。

芥川賞の「ハンチバック」 直木賞の「木挽町のあだ討ち」「極楽征夷大将軍」かなり熱中してしまいました。どの本もそれぞれ面白くて、有意義な時を過ごせたと思っています。

読書も旅までとはいかないまでも、集中していると物語の世界にはまって、非日常感を味わうことができるので、精神的には良いのかもしれません。

それにしても暑いです。残暑どころか猛暑真っ盛り。エアコンがない世界が考えられない状態です。それでも外での仕事に従事されている方は大勢いて、本当に大変だと思います。

今ファンのついた上着などもありますが、少しでも暑さ対策がとれるように、いろいろなグッズがさらに開発されればいいですね。

いずれにしても地球温暖化を何とかしなければ、どうしようもない自体になっています。天気にはあまりこだわらないでと思っても、この暑さについつい愚痴をこぼしたくなって触れてしまいます。9月に入って少しは暑さが軽減されればよいのですが。

今タワーマンションで高層階取得での相続税対策に対して、マンションの評価基準見直しの事についていろいろと検討されています。来年からは従来のように高層階も低層階も基本的に同じ評価では無くなります。

当たり前だと思うのですが、高層階の高額な物件はそれなりの資産価値があるから高いので、相続財産としてそのように評価するのは当然と言えば当然です。

節税についていろいろと考えるのは私たち不動産業者としては、必須のことですが、理にかなわない節税対策は当然慎むべきですし、制度上活用できる事柄について精査して、当事者の方々に適したプランを提供する事がとても大切です。マンションはタワーマンションに限らず、今後は階数によって評価基準が変わるので、来年の評価基準になる前に高額なマンションは、配偶者贈与など何らかの対策を講じた方が良いのかもしれません。

タワーマンションはとても人気があるようで、50階、60階で高さは200mを超えるものもあります。高ければ高いほど価格も上がるのでしょうが、地域は限られているものの、高額でも購入する人がいるので、かなり戸数が増えているのではないでしょうか。需要があるのは結構な事ですが、生活をする場が高層階だとやはり地震など災害があった時の心配があります。

以前私は3.11の時に事務所ビルですがエレベーターが停止して12階迄、階段で上ったことがあります。事務所なので一回限りで済みましたが、かなりきつかったです。

最新のマンションは災害対策において電気や給水などいろいろと設備が充実していると聞き及んでいますがやはり長期間に亘っての復旧工事などが発生した場合は、生活するのに不便なことが生じるのではないかと心配です。高層階でエレベーターが使えなくなったらと思うと階段の上り下りのことをついつい考えてしまいます。

特にこれといった根拠はないのですが、住宅の場合はせめて20階位までで抑えた方が良いのではないかと思っています。私の中ではエレベーターが万が一停止した時に、何とか階段を使おうと思えるのは、せいぜいこの位の階数が限度だからです。発想が単純すぎると言われれば、その通りかもしれませんが、あまりにも上に上にというのは如何なものでしょうか。

ドバイの「ブルジュ・ハリファ」は地上206階・高さ828メートルの建物だそうです。マンション、オフィス、ホテルなどさまざまな施設が入っているとの事。住宅は20階までなんて言っていたら笑われてしまうのかもしれません。

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